自然派ワインの輸入が始まり最近はチリのワインもお目見えするようになりました。親しみがあり興味津々なチリの自然派ワインについて迫ってみましょう。

チリはもともと自然派ワイン!?

チリは産地の特長で、夜間と昼間の温度差や湿度に加え、乾燥した土壌の質が多いことで病害もほとんどなく、農薬を使わなくても美味しいワインができるという「有機ワイン大国」なのです!
そのため、あえて自然派を売り物にしているワイナリーはあまりないといえるかもしれません。
また比較的お高めのイメージのある自然派ワインですが、チリのワインは通常のワインと同じようにそれほど高くなく見つけることができます。

クロ・デ・フ プール・マ・ギュール/クロ・デ・フ
(Clos des Fous Pour Ma Gueule/Clos des Fous)

「クレイジーな男ども」と「垣根」という2つの意味を持つワイナリーです。
斬新なアイデアから生まれるワインコンセプトが表現された少しお茶目なネーミングです。
オーナーのペドロ・パッラ氏、彼はチリに本格的なテロワールの概念を持ち込んだ第一人者です。
まだチリではテロワールに対する考え方が未発達であった時代、彼の研究は更に深いものとなっていき、ついにはパリ国立農業研究所で地質学の博士号を取得、地質学者の醸造家としてチリに帰還しました。
ブルゴーニュのテロワール研究第一人者で醸造家のフランソワ・マソック氏も加わり、「究極のテロワール」をチリに見出したのがクロ・デ・フの始まりです。
現在パッラ氏は、アメリカ、イタリア、フランスを始め世界各国からコンサルタントとして招かれ、世界のテロワリストとしてその活躍が留まることはありません。
ワインの名前のプール・マ・ギュールとは、ブルゴーニュで醸造家がプライベートで日常的に飲むために造るワインのことを言います。食事時にスルスル飲めてしまう、軽やかなワインです。
ブルーベリーやカシスの黒い果実の雰囲気にチェリーの甘酸っぱさもある絶妙なブレンドで、クロ・デ・フのオーナーが自ら「毎日飲みたくなる」といっているワインです。
■受賞歴:2015年ヴィンテージ:サクラ・アワード2018金賞

タマヤ シャルドネ・リゼルバ/ビーニャ・カサ・タマヤ
(Tamaya Estate Chardonnay Reserva/Vina Casa Tamaya)

自社畑・手摘収穫に拘るチリ北部リマリ・ヴァレーの生産者でプレミアムワインの生産者として早くもその地位を確固たるものにしています。
バナナや洋ナシ、柑橘類のアロマがチャーミングなコクのある味わい。ふくよかで程よいバニラ香と奥行きのあるは本格派ワインの風格です。
一つ一つ手作業でブドウを大切に育て、テロワールを表現していくというタマヤワインの哲学。
これまでのチリワインにはない、新時代を象徴するワイナリーと言っても過言ではないでしょう。
バナナや洋ナシ、柑橘類のチャーミングなアロマとコクのある味わいは、ふくよかで奥行きのある本格派ワインです。
ブレンドの可能性を常に考慮に入れ、産み出されたタマヤワイン、チャーミングで独自性のあるワインでこれまで数多くの賞を受賞しています。

受賞歴:古くは1929年に行われたスペインの品評会で金賞を受賞、その後も国際的な品評会や専門誌で高い評価を獲得しています。

2007、2008年と2年連続でWAWWJの「世界のTOP100ワイナリー」に選ばれています。