最近有機栽培の野菜などを使ったレストランで並んでいる自然派ワインが人気です。お目にかかる機会の増えた自然派ワインはどのように保管するとコンディションを保って美味しく飲むことができるでしょうか?自然派ワインの保管方法について迫りましょう。

自然派ワイン 保管するときの注意のポイントは?

自然派ワインはなるべく自然な状態で造られたもののため、非常にデリケートなワインが多いです。
一時期オーガニックワインは美味しくないと言われがちでしたが、輸送や保存、店頭での販売過程で劣化してしまったためと考えることもできます。
酸化防止剤もぎりぎりの量しか添加していないのが自然派ワインです。
温度管理、湿度管理、開けた後空気に触れすぎないことがポイントです。

自然派ワインの最適温度は?

自然派ワインの温度を考えた場合、11℃から15℃の間が最適といえそうです。
15℃をこえると酸化が早く進んでしまい劣化してしまうといわれています。
11℃以下だと酸化がほとんど止まって、酸化が止まることは熟成しないということになりますので、ワインにとってはゆっくり酸化する状態が一番いいようです。
そのような温度を考慮すると、最適は12.7℃だとの意見もあり、だいたい13℃ぐらいと考えられます。

自然派ワインの保管最適湿度は?

保管の場合の湿度ですが、60%から90%が理想といわれています。
ご経験のある方もいらっしゃるかと思いますが、乾燥しているとコルクが割れやすくなり空気が入り酸化が早くすすんでしまいます。90%をこえるとラベルがかびてしまいます。
さらに細かくいうとワインは寝かせて4度の「やや傾斜」が最適、そして暗いところと振動のないところ、臭いのないところがよいとされています。
そういった理由から、温度変化の比較的少ない床下収納庫や押し入れの奥の方など、活用できるスペースがあれば動きの少なめな定位置にするとよさそうですね。
店舗で保管する場合は、できるだけ人の出入りのある入り口付近は避けて、物の出し入れが少ないバックヤードの位置や日光の当たらない場所に保管されることをおすすめします。

自然派ワイン、耐久力はある?

また、自然派ワインの特徴でもあるのは意外と持続力です。
通常のワインと同じように、2日、3日は許容範囲で、1週間くらいでも普通のワインと同じように力強く飲めるものがありますので、飲み切れなかった場合は冷蔵庫で保管して最後までお楽しみください。
バキュバンという器具があり、活用されている方も多いかと思います。これは飲み残しのワインのコルクの変わりに栓をするものですが、ポンプで真空にして酸化を防ぎます。
しかし、この器具はワインの大切な香味成分をも抜き取ることも大いにありますので、なるべく空気に触れる面積を少なくすることを念頭において、真空ということだけにこだわりすぎず、酸化が進む前に飲み切ることをおすすめします。
それから自然派ワインの中には炭酸ガスを感じるものが多くあります。
もしそのガスが気になる場合は、デキャンタージュがおすすめです。特にデキャンタがない時などは、ボトル一本分750mlの入る、清潔な容器に一度移してみてください。
そうすることによって、ガスはそれほど気にならなくなりますが、微発泡感を楽しめるのも自然派の特徴のひとつかもしれませんね。