自然派ワイン、有機ワイン、オーガニックワイン、ビオワインって何がどう違うのでしょうか?

まず残念ながら、自然派ワインを分類する明確な指標が日本にはまだありません!
日本の市場におけるマーケティング戦略では「ビオワイン」という名前の響きがイメージしやすく、浸透が早かったことと、販売上使い勝手がよかったということで、広まったのはここ最近の10年くらいのことのようです。
ビオワインの「ビオ(Bio)」は英語のバイオとフランス語のビオロジックを混ぜた言葉で、和製英語のようなものなので、国際的に正確な指標となるような呼称ではないためそちらにも気をつけなければいけませんが、独り歩きしていますね。
日本ではまだ公的認証がなく、基準があいまいな割に消費者が農薬の使用に対して敏感になってきているため、EUの基準を参考に販売しているところが多いようです。

自然派ワインの呼び方を分ける大まかな特長とは?

大きく分けて、「ブドウの有機栽培」と「醸造方法」がポイントになります。

栽培の場合は?

EU法に則ると、ブドウを造る際の厳格な規定で「土壌に農薬や化学肥料を3年以上使用せず栽培」した場合に、認証承認を得ることができます。
この農法で生産されたぶどうのみを使用しワインを作った場合は「有機ワイン」の表記が可能となります。
有機栽培で造ったブドウに醸造工程で添加物を使用した場合はオーガニックワイン、さらに酸化防止剤の亜硫酸塩やアミンを出来る限りおさえて造られたワインのことを、ビオワインと一般的は呼ばれるようです。

醸造の場合は?

ブドウを摘み取った後、醸造方法で問題になるのが、亜硫酸塩の使用量と酵母の種類の違いです。
亜硫酸塩は微生物の活動を抑制し、かつワインの酸化を防ぐ目的で使用されるため、古代ローマ時代からワイン醸造に必要とされてきているものです。
しかし、この亜硫酸塩が頭痛の原因であるなどの噂とあいまって、ひとくくりに悪者にされやすいのも事実で、自然派ブームの波に乗って添加量を極力抑える作り手も出てきました。
それと同時に、一般的に使われる培養酵母ではなく天然酵母を使って醸造するワインや、加熱殺菌や香料の添加などを極力控えて作るワインも増えています。
オーガニックと聞くと全くナチュラルなイメージに受け取れますが実際はそうではなく、
醸造の際何らかの添加物が加えられる場合もオーガニックワインと言うことができます。
こうした醸造方法をとっているワインや、有機ワインを大きく括って「自然派ワイン」と呼んでいることが多いようです。